The Society of Chromosome Research
The 70th annual meeting in KOBE 22-24 September, 2019
グローバルサイエンスプログラム Global Science Program
「生命科学の国際研究ーこれまでとこれから」
9月22日(日) 13:00-15:00
神戸大学人間発達環境学研究科 F棟2階257教室
中学・高校生対象 For school students
講演は英語で行います。
Speaker:Professor Robert Hasterok (University of Silesia, Katowice, Poland)
'Chromosomes, models and travels – can science be an adventure of life?'
40-50分程度の講演の後、グループ自由討論を企画しています。
(神戸大、他大学、研究所所属の教員、研究員、大学院生・大学生も参加予定)
サテライトシンポジュウム Satellite Symposium
9月22日(日) 15:30-17:00
神戸大学人間発達環境学研究科 F棟2階257教室
「染色体研究のこれから:未来予測を自由に語る」
オーガナイザー
田辺秀之(総合研究大学院大学)
多田政子(東邦大学)
趣旨
今回の年会は70周年記念という節目になり、若手研究者によるサテライトシンポジウムを企画させていただきました。染色体研究は文字通り、分裂期染色体を観察することを大前提にした研究分野です。生きた細胞の分裂像を得る必要があり、対象とする生物種に固有の利点や問題点、多くの課題(research question)が存在しています。また、最近の技術的な進歩は目覚ましいものがあり、例えば、ゲノム編集やNGSを発端とする一細胞バイオロジー、NIPT、エピジェネティクス研究やイメージング技術の発展など、枚挙に暇がありません。新しい技術を取り入れることによって、これまで不可能であった研究が可能になるような未来を予兆することができそうな気運があります。そこで、若手研究者の皆様に、それぞれ得意分野の生物種あるいは研究手法に固有な利点や課題を提示していただき、「染色体」に拘り続ける意義、将来のブレークスルー予測、これからの染色体研究の未来像を自由に語っていただき、これを契機に染色体研究の新しい潮流を彷彿させ、将来の発展へ繋がっていくことを期待しております。なお、本講演とパネルディスカッションの記録は、70周年記念誌(和文)にまとめさせていただく予定です。
講演者(講演時間:各10分程度)
1 菊池真司(千葉大学) 植物における染色体研究のこれからを考える
2 黒田真道(北海道大学) 染色体挙動から分かるクローンドジョウ誕生のメカニズム
3 首浦武作志(東邦大学)DNAメチル化とヒストン修飾の関係性の染色体を用いた解析
4 足立賢太(広島大学) 海洋無脊椎動物の染色体とゲノムサイズについて
5 松原和純(関西学院大学) 爬虫類における染色体研究の魅力と今後の展望
6 高田英昭(産業技術総合研究所)プロテオミクスとイメージングで明らかとなってきた染色体構造
7 河村理恵(藤田医科大学)ヒト染色体研究から遺伝カウンセリングまで
パネルディスカッション(10-15分)